調査研究レポート
update:2014/04/04
次世代ワークスタイル研究シンポジウム
「企業成長」と「若者就業」から探る、
次世代に必要なワークスタイルとは?!
●次世代ワークスタイル研究員
認定NPO法人育て上げネット 理事長 工藤 啓さん
●次世代ワークスタイル研究員
東京大学大学院教育学研究科教授 本田 由紀さん
●次世代カンパニー
認定NPO法人フローレンス 事務局長 宮崎 真理子さん
● 会場
ナレッジシアター
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【企業成長のカギは若者にアリ】

企業と若者双方が成長・発展し合えるこれからの働き方を探るシンポジウム。
当日は悪天候にも関わらず128名が参加。
雇用問題に関わる専門家3名とともに、若者と企業の理想の関係を検討した。

【わたしたちが知っておくべき、若者の真実】

認定NPO法人育て上げネット 理事長 工藤啓氏
自己責任論で片付けられがちで、未だその実態が見えていない「若者就業」。
しかしその背景には、各家庭の経済状況や社会の支え手としか認識されてこなかった若者への厳しい社会制度など、若者自身ではどうにもならない様々な要因が絡み合っている。若者が就職先を選ぶ条件の一つに「社会貢献」が挙げられる昨今。行政やNPO法人が主催する、若者就業の取り組みに積極的に参画し、それを対外的にPRすることが、企業にとっても良い人材を集める手段になりうるのではないかと訴えた。

【日本社会の変容と若者雇用において求められる社会の在り方】

東京大学大学院教育学研究科教授 本田由紀氏
経済や産業の構造変化に合わせ、刻々と変わる若者を取り巻く社会環境。しかしながら若者の就職システムは、バブル崩壊前から改善の兆しがないのが現状だ。また就職した先にある働き方も、日本は他国に比べて特異な制度になっており、ブラック企業を生み出す一因となっている。若者が企業成長をもたらす人材として活躍していくためには、教育・家庭・仕事の関係を再構築し、今の時代に合った形へ変えていく必要がある。

【企業成長を導く“働き方革命“】

認定NPO法人フローレンス事務局長 宮崎真理子氏
「私たちの働き方を変えることによって、世の中が変わる」
今回は同法人で取り組まれた“働き方革命“の事例を紹介いただきながら、そのノウハウを伝授いただいた。課題先進国日本で、労働人口を創出するためには、女性や若者など働けていない層が活躍できる社会に変革していくことが必要である。企業が、一人ひとりが働き続けられる環境を整えていくことは、企業成長につながるだけでなく、日本社会にとって大きな影響を及ぼすのだ。

 

参加者の感想・声

  • 雇用の定着の改善には雇用する方にも工夫が必要だと思います。働く人の声が届く会社が、これから社会に必要になっていくことであり、ニーズなのではないかと思います。
  • 履歴書なしでも能力を活かし働き続けること。外から見た数値のみでなく、人材の中身を見ることで、生き生きと働くことができる可能性を社会全体として広げる必要性を大きな問題だと感じました。
  • 今の若者の問題を捉えられ方を客観的に知ることができて良かったです。働き方について振り返り、今後どう働いていきたいのか考えるキッカケにしていきたいと思います。ありがとうございました。
  • もっと職場の若い人、家族・家族とのつながる若い人と話をしたいと思いました。